岩手の野湯 安比温泉
(岩手県 安比高原)
2000.6
盛岡在住の温泉仲間のジョーさんに案内してもらって、ようやく安比温泉を訪れることになった。昨年も行こうと思ったが岩手山のご機嫌が悪く、入山禁止だったので今年になった。安比高原の奥の林道を20分くらい車で走ると砂防ダムにぶつかるが、そこに車をおいて山道を歩き出す。途中看板が一カ所あり右へ行くと安比温泉、左は登山道。
途中、沢を渡ること4回!沢は雪解けの増水のせいもありけっこう深くて流れも早かったので、雪国にすむ私は雪片づけ用の膝までくる長靴を履いていったがそれでもぎりぎりであった。4回目の沢を渡ると、もうすぐ安比温泉に到着。昔、温泉宿があってその湯船だけが残っているとのこと。湯船には山肌の方から筒で少し硫黄の香りのする源泉が注がれている。
あたりは、脱衣場もトイレも無いが、木と木の間にロープを張ってくれているのでそこにシーツなどをかけてその陰で着替えをして入湯した!
ふぅー!山の中の温泉、静かで川の音と温泉の注ぐ音だけがする最高のロケーション!そばを流れる川でビールを冷やして飲めば、まさに極楽!
ただ、今回は雪解け直後に大量発生する「ぬかか」の襲来に遭って、このあとに行った「草の湯」とあわせて、体中が虫さされ!(涙)一週間はかゆみに泣かされました!
もう少し早い時期か、あるいは夏のアブがいなくなった初秋がいいかもしれません。行く途中は山菜の宝庫で、行きに食材を調達して、温泉のわきでアウトドア山菜料理で楽しめます。
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このような登山道を歩いていきます。途中、少し崖崩れのあったような狭いところもありロープにつかまって歩くところもあるのであしもとは確かなものを履いていかなければなりません。沢を渡るコースとは別に山道だけを行くコースもあるということでした。 |
![]() | 安比温泉に到着!突然、広場になりその一角が湯船になっている。 雪解けの時期に大量発生する「ぬかか」の襲撃で参った!! この手前がちょうどシートを広げてお弁当を食べられるスペースになっていてキャンプも可能な場所!右手には川が流れていて、飲みものを冷やすのには絶好の場所だ! |
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木の枠で囲まれた湯船!手前のすみからから湯が流れ出している。 温度は少し熱めで長くはいっていられない。 中もそれほどごみがあるわけではない(私の基準)ので、とても気持ちのよい入湯だった。 秋にでも、もう一度訪れたい一湯だ! |
機材:Sony DCR-PC3(DV),メモリスティック
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